日当たりの良い窓辺でチンゲンサイを育てる方法と、実際の生育の様子を解説していきます。
早どりチンゲンサイの基本情報
発芽適温:15〜25℃
発芽日数:4〜7日
栽培適温:15〜25℃
収穫:適温下で1〜1.5ヶ月くらいで急激に成長し収穫できる
今回育てたチンゲンサイはDAISOで入手した『早どりチンゲンサイ』で、草丈10〜20cm位の小さな種類のものです。水耕栽培で室内の日当たりの良い窓辺で育てると60日ほどで最初の収穫ができました(種まきは9月)。さすがに路地栽培のような成長速度とはいきませんが、養液さえ切らさなければスクスク育つので窓辺で放置で大丈夫です。
種まき
スポンジに水道水をよく吸わせたものに種をまきます。容器は家にあるものでなんでもOK!スポンジに水を吸わせた後、水をスポンジの高さの2/3ほどになるように注いでおきます。種をまいたら、種の乾燥を防ぐためにティッシュペーパー等を上から被せます。チンゲンサイは発芽するために光を必要とする好光性種子なので、明るいところに置いておきます。たまに水嵩をチェックして、減っていたら足してあげます。


間引き
約4〜7日で発芽し、さらに成長して葉と葉が重なり合ってきたら間引きのタイミングです。近くの芽が引っ張られないように、根元のスポンジを指で押さえながらピンセットで挟んでそっと引っこ抜きます。成長が遅いもの、逆に極端に早いもの、形が歪なものを取り除きます。
次の写真は種まきから5日後の双葉が生えたところです。発芽率85%以上の種ですが、まいた種全て発芽しました。

定植
苗がいい感じに育ってきたら、いよいよ定植します。定植する容器ですが、私は毎日ヨーグルトを食べるので、ヨーグルトのカップを使用しました。下の段に液肥(ハイポニカ(協和株式会社)を使用しています)を水に溶かした養液をいれ、根っこだけが養液に浸かるように上にスポンジの容器を重ねます。根っこは呼吸しているので、全部が浸からないように注意します。全部浸かってしまうと根腐れをおこしてしまいます。
下の写真は種まきから22日目の様子です。1鉢に苗が2つあると狭そうなので、間引きをするところです。このくらい育っていると根っこが絡み合っていることがあるので、根本からちょん切ります。切った葉っぱも立派な野菜なので、美味しくいただきます。間引き収穫です!

定植する容器の作り方は下記の記事を参照してください。苗の成長とともに大きめの容器に植え替えるとさらに成長します。
収穫
種まきから60日ほど経過するとこのぐらい成長します。外側の葉から根本をハサミで切って収穫します。中心に成長点があるので、残しておくとまたどんどん成長して収穫することができます。

下は収穫後の写真です。外側を収穫して根本のバランスが悪くなったら、ハイドロボールを入れて支えてあげると安定します。

さらに一週間経つと、このようにまた収穫できそうなくらい成長します。

ちなみに、養液を切らすと次の写真のように萎れてしまいます。哀れ…
早めに気づいて養液を足してあげると復活します。
